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【理学療法士監修】なぜ安い椅子は腰痛を引き起こすのか?理学療法士が教える身体に優しい椅子選びの全知識

CAGUUU編集部

2025-12-17

目次

椅子選びの失敗が招く、取り返しのつかない身体への影響

「食事するだけだから、椅子なんて適当でいい」そう思って安さだけで選んだダイニングチェアに座り続けた結果、半年後には腰が痛くなり、1年後には慢性的な肩こりに悩まされている...新生活でこんな後悔をする人は驚くほど多いのです。

食事の30分だけと思っていた椅子が、在宅ワークで1日8時間座る椅子になった。気づけば1日の大半を、身体に合わない椅子で過ごしている。これが、多くの新生活者が陥る「椅子選び失敗」のパターンです。

理学療法士として8年以上、姿勢改善コンサルティング1000件以上に携わってきた経験から断言できるのは、椅子選びで重要なのは「デザイン」でも「価格」でもなく、「身体への適合性」と「構造」だということです。
この記事では、腰痛・肩こりを防ぎ、長時間座っても疲れない椅子を見極めるための6つの判断基準を解説します。

監修者プロフィール:理学療法士 田中実

監修者

理学療法士 / 姿勢改善アドバイザー

田中 実(たなか みのる)

理学療法士として8年以上の臨床経験を持ち、在宅ワーク環境の姿勢改善コンサルティング1000件以上を担当。「座り方と身体の負担」に関するセミナー講師としても活動し、正しい椅子選びの重要性を啓発している。

① 座面の高さと奥行き|「座面サイズのミスが『腰痛』と『疲労』を生む最大の原因」

座面の高さは「足が床につくかどうか」で決まる

ダイニングチェア選びで最も見落とされがちなのが、「座面の高さが自分の身体に合っているか」という視点です。座面が高すぎると足が浮き、太ももの裏が圧迫されて血行不良になります。座面が低すぎると膝が腰より高い位置に来て、腰椎に負担がかかります。

理学療法の臨床現場で腰痛患者の椅子を調べると、驚くべき事実が浮かび上がります。座面の高さが身長に対してわずか3cm高いだけで、太ももの裏の血管が圧迫され、血流障害から腰痛を引き起こすのです。足が床にしっかりつかない椅子は、見た目がどれだけおしゃれでも、身体にとっては「拷問器具」に等しいのです。

さらに厄介なのは、この症状が段階的に進行することです。購入直後の1週間は「少し高いかな」と感じる程度。しかし2週間目には「座ると足が疲れる」、1ヶ月後には「腰が重い」、3ヶ月後には「慢性的な腰痛」へと悪化していきます。気づいた時には、椅子が原因だと思わず、「歳のせいかな」と諦めてしまう人が多いのです。
座面の高さは「身長 × 0.25」が理想です。ただし、テーブルの高さとのバランスも考慮する必要があります。

身長別|理想の座面高さガイド

座面の高さは、身長によって最適な寸法が変わります。新生活でよくある身長別に、推奨座面高さをまとめました。

身長 理想の座面高さ 許容範囲 注意点
150〜160cm 37〜40cm 35〜42cm 低めの椅子を選ぶ、座面高調整機能があると安心
160〜170cm 40〜43cm 38〜45cm 最も標準的なサイズ、多くの椅子が対応
170〜180cm 43〜45cm 41〜47cm やや高めを選ぶ、テーブル高との差尺に注意
180cm以上 45〜48cm 43〜50cm 高めの椅子を選ぶ、カウンターチェアも検討

重要ポイント: 座面の高さを測る際は、クッションが沈み込んだ状態での高さを確認してください。柔らかいクッションの場合、座ると3〜5cm沈み込むため、表記より実際の座面高は低くなります。

座面の奥行きと「太もも圧迫」の関係

座面の高さと同じくらい重要なのが、座面の奥行きです。座面の奥行きが深すぎると、背もたれに背中をつけた時に膝裏が座面の縁に当たり、太ももの裏が圧迫されます。反対に奥行きが浅すぎると、太ももが座面からはみ出し、座面に体重が乗らずに不安定になります。

理想的な座面の奥行きは、「太もものの長さ − 5〜8cm」です。具体的には、座面の奥行きは40〜45cmが一般的ですが、身長150cm台の方は38〜42cm、身長180cm以上の方は45〜50cmが目安です。

座面の奥行きを確認する簡単な方法があります。椅子に深く腰掛けて背もたれに背中をつけた時、膝裏と座面の縁の間に「握りこぶし1つ分(約8cm)」の隙間があるかを確認してください。この隙間がないと、太ももの裏が圧迫されて血行不良になります。

「差尺」でテーブルとの相性を確認する方法

ダイニングチェアを選ぶ際、絶対に忘れてはいけないのが「差尺(さじゃく)」です。差尺とは、テーブルの天板高さと椅子の座面高さの差のことで、この数値が適切でないと、食事も仕事も快適にできません。
理想的な差尺は27〜30cmです。例えば、テーブルの高さが72cmなら、椅子の座面高さは42〜45cmが適切です。差尺が小さすぎる(25cm以下)と、テーブルが低く感じて前かがみになり、腰に負担がかかります。差尺が大きすぎる(32cm以上)と、テーブルが高く感じて肩が上がり、肩こりの原因になります。
テーブルの高さを測る際は、必ず天板の上面を測ってください。天板の厚みを含めない「脚の長さ」だけを測ると、差尺の計算が狂います。

特に在宅ワークで1日6時間以上座る方は、座面高のミスマッチが『慢性腰痛』の直接原因になります。購入前に必ずメジャーで座面高を測り、『身長×0.25』の範囲内かを確認してください。

② 背もたれの角度とランバーサポート|「背骨のS字カーブを守る角度は90〜110度」

背もたれの角度が腰椎への負担を決める

背もたれの角度によって腰への負担は劇的に変わります。背もたれが垂直すぎる(90度以下)と、背中を預けた時に腰が反ってしまい、腰椎に負担がかかります。背もたれが倒れすぎている(115度以上)と、骨盤が後ろに倒れ、猫背になって腰椎の自然なカーブが失われます。
人間の背骨は、本来「S字カーブ」を描いています。このS字カーブが崩れると、腰椎の椎間板に過度な圧力がかかり、腰痛の原因になります。理想的な背もたれの角度は95〜110度です。

ランバーサポートの有無で疲労度が変わる

「ランバーサポート(腰部サポート)」とは、背もたれの腰部分に設けられた膨らみや凸部のことで、腰椎の自然なカーブを支える役割があります。
ランバーサポートがない平らな背もたれの場合、腰と背もたれの間に隙間ができ、腰椎が支えられません。長時間座ると、腰の筋肉だけで上半身を支えることになり、筋肉疲労から腰痛を引き起こします。
特に在宅ワークで長時間座る場合、ランバーサポートの有無が「1時間で疲れる椅子」と「3時間座っても平気な椅子」の違いを生み出します。

背もたれのタイプ別|メリット・デメリット比較

背もたれのタイプ 角度 ランバーサポート 長時間座った時の疲労 食事時の使いやすさ こんな人に
垂直タイプ
(90〜95度)

背筋が伸びる

ない場合が多い

腰が疲れる

前かがみしやすい
食事専用、短時間使用
標準リクライニング
(95〜110度)

S字カーブ維持

ある場合が多い

疲れにくい

バランス良い
デスクワーク兼用、万能型
深リクライニング
(110度以上)

骨盤が倒れる

あるが効果薄い
×
猫背になる

食事しづらい
リラックス専用チェア
背もたれなし
(スツール)
×
支えなし
×
なし
×
非常に疲れる

動きやすい
カウンター、短時間使用

※ ◎=非常に良い、○=良い、△=やや難あり、×=不向き

③ クッション材の品質|「ウレタンの密度が座り心地の80%を決める」

クッションは「最初の座り心地」ではなく「1年後」で選ぶ

ダイニングチェアを選ぶとき、店頭で座った瞬間の「ふかふか感」に惹かれて購入する人は多いのですが、これが最大の落とし穴です。柔らかすぎるクッションは、最初は気持ち良いのですが、3ヶ月もすると底つき感が出始め、半年後にはペタンコになって座面の硬い板が当たるようになります。
クッション材で最も重要なのは、「ウレタンフォームの密度」です。密度が低いウレタン(20D以下)は、柔らかくて最初は快適ですが、すぐにへたります。密度が高いウレタン(30D以上)は、最初は少し硬く感じますが、体重を適度に分散させ、5年経ってもほとんどへたりません。
私が姿勢改善コンサルティングで関わった方々の中で、「買ったばかりの椅子は良かったのに、半年で座り心地が悪くなった」と訴える人のほぼ全員が、ウレタン密度20D以下の安価なクッションの椅子を使っていました。

ウレタンフォームの密度別|耐久性と座り心地

クッション材のウレタンフォームは、密度によって特性が大きく異なります。

▪️低密度ウレタン(20D以下)

最も安価なタイプで、1万円以下のダイニングチェアに多く使われています。座った瞬間は柔らかくて気持ち良いのですが、体重が集中する座面中央から徐々にへたり始めます。使用開始から半年後には、座面中央が5cm以上沈み込み、底つき感が出ます。腰が沈み込むため、骨盤が後ろに倒れて猫背になり、腰痛の原因になります。「1〜2年の短期使用」「体重が軽い方」という限定的な使い方なら、このコストの低さが魅力です。

▪️中密度ウレタン(25〜30D)

中価格帯(2〜4万円)のダイニングチェアに採用されているタイプです。適度な硬さがあり、体重を面で支えるため、長時間座っても疲れにくいです。耐久性が高く、毎日座っても3〜5年はへたりません。最初は「少し硬い」と感じることがありますが、2週間ほど座ると身体になじんできます。長く使いたいが予算は抑えたい、という方には、この耐久性とコストのバランスが最適です。

▪️高密度ウレタン(35D以上)

高価格帯(5万円以上)のダイニングチェアに使われる最高品質のウレタンです。硬めの座り心地ですが、体圧を均等に分散させ、長時間座っても疲れません。10年以上使ってもへたりがほとんどなく、座面の形状が維持されます。価格が高く、同じサイズでも中密度ウレタンの椅子の1.5〜2倍になります。「一生もの」として10年以上使いたい方、在宅ワークで1日8時間以上座る方には、この耐久性と疲れにくさが大きな価値を提供してくれます。

クッションの硬さを店頭で確認する方法

実店舗でダイニングチェアを試座する際、以下の方法でクッションの品質を確認できます。

手のひらで強く押す: 座面を手のひらで強く押して、すぐに手を離します。良いクッションは2〜3秒で元の形に戻り、悪いクッションは5秒以上かかるか完全に戻りません。
5分間座る: 実際に5分間座って、立ち上がった時に座面の形を確認します。良いクッションは10秒以内に元の形に戻り、悪いクッションは座った跡がしばらく残ります。
ウレタン密度を確認: 商品タグや説明書に「ウレタン密度」の記載があるかを確認します。記載があれば密度が高い証拠で、記載がなければ密度が低い可能性が高いです。

座面が柔らかすぎる椅子は、『骨盤後傾』を引き起こす最大の原因です。座面に身体が沈み込むと、骨盤が後ろに倒れ、腰椎の自然なカーブが失われます。この状態で長時間座ると、椎間板に過度な圧力がかかり、腰痛だけでなく『坐骨神経痛』の原因にもなります。
理想的なクッションは『座った瞬間に2〜3cm沈み込み、そこで止まる』硬さです。商品ページで必ずウレタン密度を確認し、30D以上を選んでください。『柔らかい=快適』ではなく、『適度な硬さ=身体に優しい』と理解してください。

④ 脚部の安定性と耐荷重|「安い椅子は1年で脚がガタつく」

椅子の寿命は「脚の構造」で決まる

ダイニングチェアを毎日使っていて、最初に壊れるのは「脚部」です。椅子を引いたり、体重をかけて座ったりする動作を繰り返すと、脚部の接合部分に負担がかかります。安価な椅子の多くは、脚と座面を木ネジだけで固定しているため、半年もするとネジが緩んでガタつき始めます。
私が姿勢改善コンサルティングで診てきた新生活の方々で、特に多いのが「デザイン重視で脚が細い椅子を選んだら、半年で座面が傾いてきた」というパターンです。
椅子の脚部は、単に「4本あればいい」というものではありません。脚の太さ、接合方法、補強材の有無によって、椅子の安定性と寿命が大きく変わります。

脚部の構造タイプ別|安定性と耐久性

ダイニングチェアの脚部は、大きく分けて3つのタイプがあります。

▪️4本脚タイプ(最も一般的)

最もスタンダードな構造で、座面の四隅に脚が取り付けられています。脚の太さが2.5cm以上あり、座面との接合部に金具や補強材がある椅子なら、安定性は十分です。安価な椅子の場合、脚の太さが2cm以下で、座面と脚を木ネジだけで固定しています。体重75kg以上の人が座ると、半年でガタつき始めます。「標準的な体格」「一般的な使用頻度」なら、このタイプが最もバランスが良いです。

▪️脚と貫(ぬき)で補強されたタイプ

4本脚の間に横木(貫)が渡されており、脚同士を連結して強度を高めた構造です。貫があることで、脚にかかる負担が分散され、ガタつきにくくなります。特に体重が重い方(80kg以上)や、小さな子どもがいる家庭では、この構造の安定感が重宝します。ただし貫があると、足を組んだり、床の掃除機をかける際に邪魔になることがあります。

▪️1本脚(センターポール)タイプ

座面の中央から1本の太い脚が伸びており、底部で4〜5本の脚に分かれる構造です。足元がスッキリしていて、掃除機がかけやすく、床に傷がつきにくいです。ただし安定性は4本脚に劣り、横方向の力に弱いです。椅子に座ったまま横に身体を伸ばすと、転倒する危険があります。「掃除のしやすさ重視」「回転機能が欲しい」方に適していますが、小さな子どもやお年寄りがいる家庭にはおすすめしません。

耐荷重表示の正しい見方

ダイニングチェアに「耐荷重」が記載されている場合は、その数値が示す意味を正しく理解することが大切です。

例えば、「耐荷重100kg」というのは、 静止状態で100kgまで耐えられるという意味であり、座る動作(動荷重)では、体重の1.5〜2倍の負荷がかかります。体重70kgの人が勢いよく座ると、瞬間的に100〜140kgの負荷がかかってしまいます。

つまり、体重 × 1.5 < 耐荷重 が安全基準です。体重70kgの方なら、耐荷重105kg以上の椅子を選ぶべきです。
また、「耐荷重」だけでなく「試験方法」も重要です。JIS規格(日本工業規格)やEN規格(欧州規格)の試験をクリアしている椅子は、信頼性が高いです。商品ページに「JIS規格適合」「EN1728認証」の記載があるかを確認してみましょう。

⑤ アームレストの有無と高さ|「肘置きの位置が肩こりを左右する」

アームレストは「あればいい」ではない

ダイニングチェアを選ぶとき、「アームレスト(肘掛け)があった方が良さそう」と何となく考える人は多いのですが、実はアームレストは諸刃の剣です。適切な高さのアームレストは肩の負担を軽減しますが、高さが合わないアームレストは逆に肩こりを悪化させます。

アームレストの理想的な高さは、「座面から20〜25cm」です。この高さで肘を置くと、肩がリラックスした自然な位置になります。アームレストが高すぎると肩が上がり、首から肩にかけての筋肉(僧帽筋)が緊張して肩こりを引き起こします。アームレストが低すぎると、肘を置くために身体を傾けることになり、背骨が歪んで腰痛の原因になります。

よくあるのは「デザイン重視でアームレスト付きの椅子を選んだが、アームレストが高すぎて使えない」というパターンです。

アームレストありvsなし|それぞれのメリット

アームレストの有無によって、使い勝手は大きく変わります。
▪️アームレストあり(適切な高さ):
肩への負担が軽減され、長時間のデスクワークに適しています。ただしテーブル下に収まらない場合があり、立ち座りがやや不便です。価格も高めになります。

▪️アームレストあり(高さ不適切):
肩こりが悪化する原因になります。使えないアームレストは邪魔なだけなので、避けるべきです。

▪️アームレストなし:
テーブルに肘を置けるため、食事時は快適です。テーブル下に完全収納でき、立ち座りも楽です。価格も比較的安く、省スペース重視の方に適しています。

「アームレストなし」を選ぶべき3つのケース

しかし、以下のケースでは、むしろアームレストなしの椅子を選ぶべきです。
ケース1: テーブルが小さい(幅80cm以下)
小さなダイニングテーブルの場合、アームレスト付きの椅子を使うと、テーブル下に椅子が収まらず、部屋が狭くなります。アームレストなしの椅子を選び、テーブル下に完全に収納しましょう。

ケース2: 立ち座りが頻繁(小さな子どもがいる家庭)
小さな子どもの食事の世話をする場合、頻繁に立ち座りします。アームレストがあると、立ち上がる際に身体が引っかかり、動作が遅くなります。アームレストなしの方が、素早く動けます。

ケース3: 予算を抑えたい
アームレスト付きの椅子は、構造が複雑な分、価格が1.3〜1.5倍高くなります。予算が限られている場合、アームレストなしを選び、その分をクッション材や脚部の品質に予算を回す方が、長期的な満足度は高いです。

理想的なアームレストの高さは、座面から22〜25cm。この高さで肘を置くと、肩がリラックスした自然な位置になります。購入前に必ずメジャーで測り、テーブル下に収まるかも確認してください。高さが合わないアームレストは、『ないよりも有害』です。

⑥ 張地の素材と通気性|「ファブリック vs レザー、長時間座るならどっち?」

張地は「見た目」ではなく「肌触り」と「通気性」で選ぶ

ダイニングチェアを選ぶとき、張地(座面と背もたれを覆う素材)の色やデザインに目が行きがちですが、本当に重要なのは「素材の機能性」です。長時間座る椅子の場合、張地の通気性が悪いと、座面に熱がこもり、汗をかいて不快になります。また、素材によって耐久性やメンテナンス性も大きく異なります。
張地の素材は、大きく「ファブリック(布)」「本革」「合成皮革」の3つに分類されます。それぞれにメリット・デメリットがあり、用途や予算に応じて選ぶことが重要です。

張地素材別|特徴と適した使い方

▪️ファブリック(布地)
最も一般的な張地で、通気性が非常に良く、長時間座っても蒸れにくいのが最大の利点です。肌触りが柔らかく、色やデザインも豊富です。ただし汚れが染み込みやすく、食べ物や飲み物をこぼすとシミになります。「在宅ワークで長時間座る」「通気性を最優先したい」方に適しています。
▪️本革(天然皮革)
高級感があり、使い込むほどに味が出る経年変化を楽しめます。耐久性が非常に高く、適切に手入れすれば10年以上使えます。汚れは拭き取りやすいですが、価格が非常に高く、定期的なオイルメンテナンスが必要です。夏は蒸れやすく、冬は冷たく感じます。
▪️合成皮革(PUレザー)
本革の見た目を再現した人工素材で、価格は本革の1/3〜1/2程度です。水拭きができるため、小さな子どもが食べ物をこぼしても安心です。ただし通気性が非常に悪く、長時間座ると汗をかきます。耐久性が低く、3〜5年で表面がひび割れます。「小さな子どもがいる家庭」「短時間使用(食事のみ)」に適していますが、在宅ワークには不向きです。

通気性が悪い張地で起こる「健康問題」

通気性の悪い張地(特に合成皮革)の椅子に長時間座ると、以下の健康問題が発生します。
① 多汗
座面に熱がこもり、背中やお尻に汗をかきます。特に夏場は不快で、集中力が低下します。
② 皮膚トラブル
汗が皮膚に残ると、あせもや湿疹の原因になります。特にお尻や太ももの裏が蒸れやすく、肌が弱い方は注意が必要です。
③ 不快感からの姿勢悪化
蒸れて不快になると、無意識に姿勢を変えて身体を動かします。この「落ち着きのなさ」が、結果的に姿勢を悪化させ、腰痛の原因になります。
在宅ワークで1日6時間以上座る方は、必ず通気性の良いファブリック張りを選びましょう。どうしても合成皮革が良い場合、「通気孔付き」または「メッシュ素材併用」のモデルを選んでください。

メンテナンス方法で寿命が変わる

張地の素材によって、適切なメンテナンス方法が異なります。

ファブリック:

  • 週1回: 掃除機でホコリを吸い取る
  • 月1回: 固く絞った布で拭く
  • 半年に1回: 市販のファブリッククリーナーで洗浄

本革:

  • 週1回: 乾いた布で拭く
  • 月1回: 専用のレザークリーナーで汚れを落とす
  • 3ヶ月に1回: レザーオイルで保湿

合成皮革:

  • 週1回: 乾いた布で拭く
  • 汚れた時: 水で濡らして固く絞った布で拭く
  • 定期メンテナンス: 不要(劣化は避けられない)

メンテナンスを怠ると、どの素材も寿命が半分以下になります。購入時に取扱説明書を必ず保管し、推奨されるメンテナンス方法を守りましょう。

よくある質問(FAQ)

Q1: ダイニングチェアの平均的な価格は?

A: ダイニングチェアの価格は素材・構造・ブランドによって大きく異なります。ファブリック張りで基本的な構造の椅子なら1脚5千円〜1.5万円、中密度ウレタン・補強材付きの標準的な椅子は1脚2万円〜4万円、高密度ウレタン・本革張りの高品質な椅子は1脚5万円〜15万円が相場です。新生活の場合、予算1脚3〜5万円で「中密度ウレタン・ファブリック張り・金具補強付き」を選ぶと、品質と価格のバランスが取れた製品が見つかります。

Q2: 身長差がある夫婦の場合、どうやって椅子を選ぶ?

A: 身長差が10cm以内なら、低い方の身長に合わせた座面高を選び、高い方はクッションや座布団で調整します。身長差が15cm以上ある場合、座面高調整機能付きの椅子を選ぶか、2種類の椅子を用意する、またはテーブルの高さを可変式にするなどの対策が有効です。最も現実的なのは、「低い方の身長に合わせた椅子」+「高い方はクッションで調整」です。座面高が3〜5cm高くなる程度なら、健康上の問題はありません。

Q3: 椅子の座面がへたってきた場合、修理できる?

A: ウレタンクッションのへたりは修理可能です。家具のリペア業者に依頼すれば、座面のウレタンを交換してもらえます。費用は1脚あたり5千円〜1万円程度。ただし、椅子の購入価格が2万円以下の場合や、脚部もガタついている場合、張地も破れている場合は、修理より買い替えの方が経済的です。

Q4: 腰痛持ちにおすすめの椅子の条件は?

A: 腰痛持ちの方は、以下の条件を満たす椅子を選んでください: 座面高は身長×0.25(±2cm)、背もたれ角度は100〜105度、ランバーサポート必須(腰椎を支える凸部)、クッションは中密度以上のウレタン(30D以上)、座面の奥行きは太もも長さ−5〜8cm。最も重要なのは「ランバーサポート」です。腰椎の自然なカーブを支える構造がないと、腰の筋肉だけで上半身を支えることになり、筋肉疲労から腰痛が悪化します。

まとめ|身体に優しい椅子選びの本質

ダイニングチェアは、食事の30分だけでなく、在宅ワーク、リラックスタイムなど、1日の多くの時間を過ごす家具です。「食事するだけだから適当でいい」と安さだけで選ぶと、数ヶ月後には腰痛・肩こりに悩まされます。
この記事で解説した6つのポイント——座面の高さと奥行き、背もたれの角度とランバーサポート、クッション材の品質、脚部の安定性と耐荷重、アームレストの有無と高さ、張地の素材と通気性——は、すべて「長時間座っても疲れない」「身体に負担をかけない」ことに直結します。
特に見落としがちなのが「座面の高さ」と「背もたれの角度」です。この2点が身長に合っていないと、どれだけ高価な椅子でも腰痛の原因になります。

購入前に必ず確認すべき3つの最重要ポイント

1. 座面の高さが身長に合っているか 座面の高さは「身長×0.25」が理想です。この計算式から±2cm以内に収まる椅子を選びましょう。
2. 背もたれにランバーサポートがあるか 平らな背もたれの椅子は避けてください。腰椎を支える「凸部」または「膨らみ」がある背もたれを選びましょう。
3. クッションのウレタン密度が30D以上か 商品ページで「ウレタン密度」を必ず確認してください。密度が記載されていない椅子は、低密度ウレタン(20D以下)の可能性が高く、半年でへたります。

新生活のダイニングチェア選びは、単なる「食事用の椅子」を買うのではなく、「毎日の健康を支える投資」です。この記事が、あなたの理想の椅子選びの参考になれば幸いです。

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※本記事は理学療法士 田中実の監修のもと、CAGUUU編集部が作成しました。

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