1.はじめに:「なぜ“見せる収納”が流行しているのか?」
最近、SNSやインテリア誌でよく見かける「見せる収納」。
棚の中をすっきり隠すのではなく、飾るように見せるスタイルが注目を集めています。
でも、実際に自分の部屋で真似してみると――「なんだかごちゃつく」「おしゃれというより生活感が出てしまう」そんな声も少なくありません。
実は、見せる収納にはちゃんとした“理論”があります。
それが今回ご紹介する、「黄金バランス3原則」=高さ・色・余白の3つです。
この3つのバランスを意識するだけで、プロのスタイリストのように整った飾り棚が作れるんです。では、順に見ていきましょう。

2. 黄金バランス① 高さバランス:アイラインを意識した立体構成
おしゃれな飾り棚の第一歩は、「高さのリズム」を作ること。
人の目線(アイライン)に沿って、視線が心地よく流れる構成を意識しましょう。
たとえば——
・一番高いもの(花瓶やフレーム)を左または右の端に置く
・中くらいの高さのものを中央に集める
・小物でリズムを添える
このように高低差で“流れ”を作ると、見る人の視線が自然に棚全体を巡ります。いわば、棚の上に“風景”を描くような感覚です。
また、棚の段ごとに高さを変えてみるのも効果的。
1段目は低く抑えて、2段目を少し高く、3段目にはシンボル的なアイテムを配置――
この立体的な構成で、一気に“おしゃれ見え”しますよ。

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3.黄金バランス② 色のまとまり:トーンオントーン配色で統一感
次に大切なのは「色のまとまり」。飾り棚をおしゃれに見せるには、“トーンオントーン”を意識するのがコツです。
トーンオントーンとは、同じ色味の中で明暗を変えて組み合わせる配色法。
たとえばベージュ×ブラウン、グレー×ホワイトなど、 “同系色のグラデーション”でまとめると、棚全体に統一感と深みが生まれます。
逆に、原色を多用すると一気に雑多な印象に。「お気に入りの小物がたくさんある」という人は、同系トーンごとに棚の段を分けるのもおすすめです。
また、背景の壁色や棚自体の素材感との相性も重要。木製の棚ならナチュラルカラー、金属やガラス棚ならモノトーン寄りでまとめると◎。

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4.黄金バランス③ 余白と密度:置かない勇気が“高見え”を生む
3つ目の原則は、「余白」です。つい棚いっぱいに物を置きたくなりますが、“何も置かない空間”こそが上質感の鍵。
たとえば、
・棚の3割はあえて空けておく
・左右どちらかに「間」を作る
・小物を詰め込みすぎず、“呼吸できる配置”を意識する
この“余白の美”があることで、1つ1つのアイテムが際立ち、全体がすっきりと整って見えます。
飾り棚は、詰め込むほど生活感が出やすい場所。思い切って引き算してみることで、「あ、こんなに洗練されてたんだ」と驚くはずです。

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5.まとめ:理論で整えて、“自分らしい飾り方”を楽しもう
いかがでしたか?
見せる収納は、センスではなく理論で整うもの。
高さ・色・余白――この3つの黄金バランスを意識すれば、どんな棚も一瞬で“おしゃれな空間”に変わります。
ただし、最終的に大切なのは「自分らしさ」です。
お気に入りの写真、旅先で買った小物、季節の花……
それらを上手に組み合わせることで、飾り棚はあなた自身を映す“小さな舞台”になります。